昨日『東方見文録』という、一部で根強い人気を誇るファミコンソフトのプレイ動画を見てました。
このソフト、あまりの電波っぷりと衝撃的な結末に、当時の子ども達の心にトラウマを植えつけたことで有名なんですが…。
この歳で見事に植えつけられました!w
いや、本当に面白かったとは思う。
シュールを超えてカオスを超えたセンスに唖然!
開発者は終始ギャグのつもりで作ったんだろうけど、終盤なんかは全然笑えません。
というか、よく発売出来たな、これ。
ここで、簡単なあらすじ。
東南アジア大学歴史工学部旅行学科4回生の東方見 文録(夢は、代官山で日本一の雑貨屋さんを営むこと。)は、4年間の研究の末にタイムマシンの発明に成功します。
敬愛するマルコ・ポーロ大先生に会うため、そして黄金の国・ジパングをその目で確かめるために、卒業旅行と称して1275年のベニスへと旅立ちます。
そんな感じで、人格破綻してるけど意外にマトモな所もある主人公・文録と、本作唯一の常識人でロリショタ疑惑のマルコたんのシュール過ぎる珍道中(本編)へと入るわけですが。
このゲーム、まずパスワード画面に注目すべき。
BGMにハイなマイムマイムが流れる中、ハニワやフジツボや眼球などの記号を羅列します。 フジツボて。
表示されてるテキストもなかなか。
「パスワードを いれるノフー!」
「パスワードは これだビッチ!」
「ロシアよりアイをこめて…」
この時点で、このゲームが普通ではないことが感じ取れると思います。
ちなみに、ゲームの舞台にロシアは出てきません。
このゲームの最大の魅力はテキストにあります。
ただでさえブッ飛んだ内容なのに、テキストがまたカオスで、これはもう人生で1回は目を通しておいた方がいいです。
「オーケ、オーケ、エム、エイチ、ケー 」「ミチがさっぱりサッチャンだぜ 」「ヤマのロウジンのしわざにちがいありません!なぜかそうです 」など、数ある常人には理解し難いノリとセンスなテキストの中でも、
「いっぽうニッポンではブンロクのエンカクそうさによりタイムマシンがしどうしボウソウしました。そのエイキョウにより、フジはばくはつをおこし、ゲイシャはとびかい、にちべいボウエキマサツのなみがうずまき、じょうえつシンカンセンがマッハ3ではしりぬけてイキます。これぞスキヤキのごとくエキゾチックジャパンデス。もーメチャクチャにしてー 」
というテキストは神懸かっていると思う、個人的に。
ちなみに、この後は怒涛の鬱展開、そしてあの有名な消化不良で後味の悪い狂気のエンディングに有無を云わさず突入します。
さて、昨日の夜は何ともなかったのに、今日の夜になってから私がオカシイ。
耳鳴りはスゴいし、幻覚を見た気がする。
やはり精神をヤラレていたかw
この歳になって、あんなもんにここまで影響受けるとは正直思わなかったw
小さいころに出会わなくて、心の底から良かったと思ったゲームでした。
はて、私は一体何が書きたかったんだろうw
ちょっとこのゲームが気になってしまった方へ。
色々と本当に面白いゲームですが、人によっては精神的ブラクラなエンディング画面と、ドット絵ではありますがグロテスクな画像に必ず行き着きますので、安易な気持ちで検索しないで下さいw